ギターコードの低い音の方から2音、または3音だけ使ったパワーコード
その名の通り、太く力強い響のあるコードでロックでも定番の演奏方法です。また押さえるのが簡単ということから初心者にとって魅力的なので、まずはパワーコードから練習してみるっていうのもありでしょう!!
パワーコードの基本の形
そんなパワーコード、まずは基本の形をみてみましょう。
2本の弦を弾くパワーコード
まずは基本とも言える、2本の弦を弾くパワーコードから6弦ルート、5弦ルートのパワーコードを紹介します。
ルート音とはコードのベースとなる音となっています。
・6弦ルートのパワーコード

・5弦ルートのパワーコード

押さえ方は、まず人差し指でルート音、もう一つの音を薬指か小指を使って押さえます。どちらでも良いので押さえやすい方を選びましょう。
パワーコードはこのよう2本の指だけで太く力強い響のある音を出せるテクニックですが、
もう一つランクアップするために、「×」の弾かない弦があるということに注目してみましょう。
この弾かない弦は普通にストロークすると2本だけ狙って弾くのが難しいため、どうしても一緒に音が鳴ってしまいます。
そこで、学んでおきたいのが「ミュート」というテクニックです。
パワーコードと一緒に覚えたい「ミュート」のテクニック
ミュートはわざと指を弦に軽く触れて鳴らないようにするテクニックです。
・6弦ルートのパワーコードのミュート方法

6弦ルートのパワーコードでは1弦〜4弦までは弾かない弦となっています。つまり1弦〜4弦までを人差し指の腹を使ってミュートする必要があるんです。

・5弦ルートのパワーコードのミュート方法

5弦ルートのパワーコードでは、6弦と1、2、3弦が弾かない弦となっています。
この場合、1〜3弦までは6弦ルートのパワーコードと同じように、人差し指の腹でミュートしつつ、6弦は人差し指の先で軽く弦を触れてミュートする必要があります。

このミュートテクニックを覚えれば、ノイズのないキレイなパワーコードを鳴らすことができるので練習してみましょう。
よく使うパワーコードを紹介
ではロックでよく使われるパワーコードを紹介していきましょう。
6弦ルートのパワーコード
・パワーコード【F】

・パワーコード【G】

・パワーコード【C】

・パワーコード【D】

必ず覚えておきたいパワーコードのポジションについて
6弦ルートと5弦ルートのパワーコードをいくつか紹介させていただきましたが、
実はこの2つの形を知っていれば、このフォームを横にズラすだけで、全ての6弦、5弦のパワーコードを弾くことができるんです。
そのポジションというのがこちらです。

6弦ルートと5弦ルートのパワーコード、共に同じフォームで横にズラすだけで、Eのパワーコード、Fのパワーコード、Gのパワーコドが弾けることがわかります。
さらに6弦ルートと5弦ルートのパワーコードでは赤でつないだ場所が同じパワーコードの音になっていることにも注目です、この別のポジションで弾いても全く同じ音が出せることを「異言同音」というので覚えておきましょう。
パワーコードを弾いてみよう!!
それではパワーコードの仕組みと押さえ方を理解したところで実際に弾いてみることにしましょう。
パワーコードの練習フレーズ1

まずは6弦ルート、Gのパワーコードの練習です。最初は6弦、5弦を狙うことから、慣れてきたら1弦〜4弦までを人差し指の腹を軽く当ててミュートしてみましょう。
パワーコードの練習フレーズ2

5弦ルート、Cのパワーコードの練習です。最初は5弦、4弦を狙うことから、慣れてきたら6弦、1弦〜3弦までを人差し指の腹を軽く当ててミュートしてみましょう。
パワーコードの練習フレーズ3

続いては、パワーコードで横移動してみましょう。横にズラすだけでA、G、Fのコードを弾くことができます。
パワーコードの練習フレーズ4

弦移動(縦移動)も含んだパワーコードの練習です。ロックではよく使われるので覚えておきましょう。
その他のパワーコードも紹介
ここまでは、基本とも言える、2本の弦を弾くパワーコードを紹介しました。
その他のパワーコードも覚えておきましょう。
オープンパワーコード
・開放弦を使った【A】のパワーコード

・開放弦を使った【D】のパワーコード

・開放弦を使った【E】のパワーコード

オープンパワーコードのコツは、鳴らしてしまいがちな6弦を親指を使ってミュートすることです。
ただし、Eコードは、6弦の開放弦も鳴らすので注意してください。

指1本で押さえるパワーコード
・指1本で押さえる【A】のパワーコード

・指1本で押さえる【D】のパワーコード

このパワーコードは、3本の弦を弾くパワーコードから人差し指をとった(省略)したパワーコードです。
例えば下の図のAのパワーコードから、人差し指を省略して、5弦、4弦を薬指で押さえれば、指1本で押さえる【A】のパワーコードになります。
・3本の弦を弾くAのパワーコード

まとめ
いかがでしたか?
これであなたもパワーコードの基本はマスターできたのではないでしょうか
パワーコードを覚えれば、カッコいいフレーズも比較的簡単に弾くことができるのでモチベーションアップにつながること間違いなしです。
しっかりマスターして好きなフレーズをかき鳴らしてみましょう。
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