ギターのテクニックでハンマーのように指で弦をたたいて音を出すハンマリングというのを覚えたと思いますが、
その逆で、指を弦に引っかけて離すようにして音を出すのが「プリング」というテクニックです。
離すときは、力を入れて引っ張るのではなく引っかけるのがポイント、ピッキングせずに同じ弦の低い音に変化させます。
こちらもギターソロに頻繁に登場するテクニックなので、覚えておきましょう!!
目次
ギターのプリング・オフのやり方とコツ
・ギターのプリング・オフのやり方
プリングは、楽譜では、このように表されます。

まず1弦の8フレットを人差し指で押さえておき、10フレットを薬指で押さえて、ピッキングをしたら薬指で引っかくように離して、1弦8フレットの音を鳴らします。
この状態で1弦をピッキング!!

そして、次の音はピッキングせずに、薬指で引っかくように離して、音を鳴らします。

実際にどのような音が出るのか、聞いてみましょう。
ピッキングするのは1弦10フレット、最初の1回だけです。8フレットはプリングのテクニックで指を引っかけて鳴らします。
・ギターのプリング・オフのコツ
ギターのプリング・オフのコツは、ただ指を離すのではなく、引っかけるようにして離すとしっかりと音が出ます。
人差し指で1弦8フレット、薬指で10フレットを押さえておき、ピッキング!!

そして薬指を引っかけるようにしてはじく!!

薬指で押さえている音はピッキングで鳴らし、次に押さえていた薬指をはじくように離して、人差し指で押さえているフレットの音を鳴らします。
ギターのプリング・オフの練習
ではギターのプリング・オフのやり方とコツを理解したところで、実際にプリングを使ったフレーズで練習してみましょう。
・プリングを使ったフレーズ練習1
人差し指と薬指を使った、プリングの練習です。

・プリングを使ったフレーズ練習2
押弦から開放弦へのプリングの練習です、まずは薬指で3フレットを押さえてピッキングしましょう。その後でプリングをすれば開放弦の音が鳴ります。指を引っかけるようにして離すのがコツです。

・プリングを使ったフレーズ練習3
今までは2つの音でしたが、続いては3つの音を使ったプリングを練習してみましょう。こちらもピッキングするのは8フレットの最初の1回だけです。あとはプリングのテクニックで弦を指に引っかけて離して音を出します。

・プリングを使ったフレーズ練習4
プリングはギターソロでも良く使われます。ハイフレットでも練習してみましょう。2番目の音は音符に注目してください、タイでつながっているので、伸ばします。

・プリングを使ったフレーズ練習5
続いては、人差し指を軸に、中指、薬指、小指を使ったプリングのフレーズの練習です。
小指は力が入りにくく、最初は上手く音が鳴らせないかもしれませんが、繰り返し練習してマスターしましょう。

まとめ
いかがでしたか?
プリング・オフのテクニックは理解できたでしょうか。
プリング・オフはロックギターのイントロやソロでも多用されるテクニックです、またピッキングが少なく済むため早弾きのフレーズにもよく使われています。
まずは基本からしっかりと覚えておきましょう!!
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